2015年の夏は、神津島に行ってきました。
相変わらずの小旅行ですが、今回も存分に楽しんできましたよ!
例の如く、出発は夜間の桟橋からです。
到着時の天気は晴れ。
雨は雨の楽しみ方がありますが、やっぱり夏は晴れている方が気持ちがいいです。
この島にも温泉があるのですが、まずはキャンプ場へと直行します。
とにかくテントを設営しないと、帰ってから寝る場所がないのは困りますので……。
途中、道端の縁石にカナブンが飛んで来るなど、かなりほのぼのとした空気が漂っています。
キャンプ場の入り口には、弁天様がありました。
ここはひとつ、ご挨拶しておきましょう。
で、しばらく進むと、なにやら妙な看板が……。
なんでも、昔この辺りにはネコマタが出没したらしく、漁で獲物が多く獲れると狙われることが多かったとか……。
う~む……今回は釣りで食糧をゲットしようと考えていたのだが、大丈夫だろうか?
どうやら、このキャンプ場の近くには弁天様以外にも神社があるらしいので、そこへ旅の安全を祈願しに行くことにしたのだが……。
な、なんじゃ、このジャングルはぁっ!?
いや、本当にビックリしましたよ。
なにしろ神社に行くまでに、こ~んな鬱蒼とした木々の生い茂る中を通らねばならないのですから!
なんか、奥には本当に本物の土地神様がお住まいになられているような感じで、かなり雰囲気が出ています。
緑のトンネルの先にある鳥居とか、異界へのゲート臭がプンプンしますよ!
そんなこんなで、鳥居を抜けた先にあったのが、こちらの祠。
まだ昼間なので明るいですが、辺りには街灯の類がまるでなく、夜は真っ暗闇になることが容易に予想されます。
足場も悪いので、くれぐれも肝試しなんかしようとしないこと!
ちなみに、神津島には他にもこんな感じでジャングルっぽい植生が多数見られます。
伊豆七島の中でも、温帯と熱帯の植生が入り混じった、極めて珍しい植生らしいですね。
このまま進むと6時間程かけて山頂へ出られるのですが、今回の目的は山登りではないので、まずはキャンプ場へ戻り温泉へ向かいます。
神津島温泉。
式根島の露店風呂と違い、こちらは完全に管理された有料の露天風呂ですが……その分、安心して入れる感じはありますね。
温泉は一種の保養センターを兼ねており、食事処なども完備されています。
キャンプだけでなく、普通に民宿などへ泊まっている方も、訪れる価値のある場所です。
また、温泉から更に北方面へ進むと、赤石遊歩道という場所に出ます。
バスの終点で、断崖絶壁に作られた遊歩道は歩いているだけでも絶景なのですが、ここには磯の海水浴場も完備されており、橋の上から飛び込みが楽しめます。
もっとも、管理人は超が付く程のカナヅチなので、さすがに飛び込みは控えましたけど……。
地元の小学生もいる中、いい歳こいて勇み足で飛び込んだ挙句、監視員に救助されるなんてのはさすがに願い下げだしなぁ……。
今回、食料は釣りで確保しました。
最初は左上にいるフグばかり釣れて少々げんなりしていましたが、ある程度コツが掴めるようになると、素人の私でも、まあ3匹くらいは確保することができました。
とりあえず、焼く時は炭火で。
骨までトロトロになるほど火を通したので、頭以外は残さず全部食べられました!
やはり、天然の魚は小さくても美味い!!
その他にも、2日目は自生していたアシタバを採取して食べるなど、なかなか色々とサバイバルできて楽しかったです。
残念ながら、山には登れず写真に収めるだけでしたが……いつか、しっかりと時間と体力を確保して、山頂までアタックしてみたいものです。
神津島はキャンプ場の設備もよく、普通にキャンプに出掛けるにも良い場所です。
勿論、やろうと思えばプチサバイバルは十分に可能なので、やってみたい人はチャレンジしてみるのもいいかもしれません。
2016年 1月2日
(年始に束の間の休息を取りながら……)
雷紋寺音弥