2014年の夏は、式根島へと向かいました。
昨年に比べて長い休みが取れなかったので、ほんの少しの小旅行です。
今回も、夜の埠頭からフェリーで出発。
大島に比べて遠い場所にあるためか、到着時には御来光を拝むことはできませんでした。
それでも、現地にはとても綺麗な澄んだ色の海が広がっていましたよ。
式根島は、地理的には新島の近くに位置します。
また、他にも近くには、大小様々な小島があるため、港から隣の島が良く見えます。
この場所は釣りポイントとしても有名なのですが、今回は生の餌を持って来る余裕がなかったので、ちょっとパス!!
島の魚はグルメなのか、オキアミなら簡単に大物が釣れるのに、疑似餌やルアーなんかだと、まったく相手にもされませんので……。
とりあえず、到着してから向かったのはキャンプ場……ではなく、その近くにあった神社です。
島の者からすれば、私のような旅行者は余所者ですからね。
これから少しばかり滞在させてもらうで、まずは失礼のないように。
旅の安全を祈願して、お賽銭を入れてきました。
ちなみに、この神社は『泊神社』というそうで、祭神は『久爾都比咩命(くにつひめのみこと)』。
現在の名前になったのは昭和28年と比較的新しく、毎年11月に例大祭があるそうです。
シーズン的に訪れることは難しいですが、島の神社のお祭りというのも、ちょっと見てみたい気がしますね……。
さて、お参りも済ませ、いざキャンプ場へ!
ここのキャンプ場、予約無しで使えるのはいいのですが、使用許可を得るのは早い者勝ちです。
つまり、ここまで来て宿泊不能ということもあるわけで……そうなると、野宿も考えねばならないのが恐ろしいです。
岩場を抜けて、ちょっと緊張気味な感じでキャンプ場の管理人室へ向かうと、そこで私を待っていたものとは……。
ぬ、ぬこが……。
いや、猫が帳場で受け付けやってる~!!!
いったい、これはどういうことでしょうか?
ここはいつから、モンスターハンターの集会場になったのでしょうか?
しかも、猫の受付嬢がやっているということは、特殊な事情を持った難易度が極めて高いクエストばかりということではありませんか!!
おまけに、この見るからにやる気のないアイルー……じゃなかった、猫の表情……。
なんだか無性に腹が立つのですが、ここで名前を書かなければキャンプ場に入ることはできないため、しぶしぶ所定の用紙に名前を書いて猫に渡すことに。
すると……奥の方からギルドマスター……ではなく、本物の管理人であるオッサンが姿を現しました。
どうやら、この猫達は、オッサンがここで飼っている猫のようです。
やれやれ……。
ちなみに、このキャンプ場には他にも猫が住み付いており、あの帳場にいたのは、まだ子どもです。
こちらの猫が、あの白猫のお母さん。
普段はスノコの上でグデ~ッとしている上に、妙に人懐こいところもあるのですが、しかしやはり、半分は野生で生きているからでしょうか?
茂みに潜ってトカゲを咥えて来るなど、なかなか高いハンティングスキルを持っているようです。
そんな中、私もオトモアイルー……ではなく、猫なんぞに負けてはいられないので、撮影用にトカゲを一匹捕まえました。
伊豆諸島には本土のニホントカゲとは異なる、オカダトカゲなる亜種が生息しています。
近年、青ヶ島等では数が激減し、保護の対象になっているとか……。
また、かつては新島辺りにウジャウジャいたのですが、やはり人間の持ち込んだ外来生物に捕食されて数が激減しています。
そういう意味では、ちょっと歩けばトカゲが捕まえられる式根島は、まだ自然が豊かに残されているといってもよいのかもしれません。
この個体は色が少々黒っぽいですが、本当に綺麗なオカダトカゲは、頬と喉元の辺りに赤い模様があるのが特徴です。
また、それから程なくして、道端を歩いているノコギリクワガタを発見し、捕獲。
隣のテントサイトに親子連れが来ていたので、クワガタは小学生にあげました。
夏休みの自由研究として、ちゃんと記録を付けて、学校に提出するんだぞ~!!
式根島といえば、実は秘湯で有名です。
まあ、人に知られてる時点で秘湯じゃないだろとか、そういった野暮な突っ込みは無しの方向で……。
この場所は松が下雅湯というところで、かつては天皇家御用達の温泉でもあったのだとか。
写真にあるのは足湯ですが、この隣に大きな温泉もあります。
天然の岩場をくり抜いて作ったような場所で、湯温はなかなか熱め……。
更に、その奥の磯でも湯が湧き出しており、満潮時には海水と混ぜることで、秘湯気分を満喫できます。
なお、なかなか素敵な場所なのですが、これから向かう人にはちょっとした注意を!
まず、この温泉には身体を洗う場所がありません!
本当に、ただ入るだけの場所なので、身体を洗いたければ素直に民宿に泊まりましょう。
加えて、磯の天然温泉は源泉なので恐ろしく熱く、下手にその辺の潮溜まりに飛び込むと、大火傷をする可能性があるので要注意!
実際、湯壺に脚を滑らせ、中で茹でられて死んでしまったカニの姿等も確認でき、なかなか過酷な環境が広がっています。
温泉の帰りには、近くの店でお土産を買いました。
内容は定番の菓子類と地酒なんですが、ふと見ると、なにやら気になる『バナナラムネ』の文字が……。
ええ、勿論、速攻で買いましたとも!
過去に、キムチラムネやカレーラムネを試して来た私としては、ここで挑戦しない理由はない!
それに、キムチやカレーに比べ、まだバナナだったら、バナナスカッシュ的な味で救いがあるかもしれませんし……。
果たして、そのお味はといいますと……これが、美味い!!
今まで飲んで来た色物ラムネの中で、間違いなく上位に食い込むほど美味い!!
というか、今まで飲んだラムネが軒並み酷過ぎたので、バナナラムネとの格差が酷いです。
『カレー・キムチラムネ<<<<(越えられない壁)<<<<バナナラムネ』といったレベルで、味に隔たりがありますよ、これ……。
最初はちょっと緊張しましたが、これなら安心して飲めますね。
あ、ちなみに、写真左下に写っているのは私の足です。
そんなこんなで、小旅行は早くも終わりに近づいてしまいました。
現地では一泊二日しかしない予定だったので、本当に短い旅行ですね。
それでも、夕食だけはしっかり作りました。
薪さえ手に入れば、下手するとガス台を使うよりも料理のレパートリーが増えるような気がします。
アスパラの肉巻きなんかも、アルミに包んで炭の中に放り込んでおけばできますからね。
焼き加減に注意しつつ、しっかり美味しくいただきました♪
以上で、今回の旅で撮影した写真はおしまいです。
式根島は小さな島なので、ショートトリップにはうってつけですね。
次回、訪れる機会があるならば、その際は釣り用の装備を一式揃え、大物を釣り上げるのに挑戦してもいいかもしれません。
その際は、あの受付にいたアイルー……ではなく、猫と一緒に、ゲットした魚を焼いて食べたいものです。
後は、シーカヤックの講習会なんかもやっていたようなので、時間があれば、そういったイベントに参加して見るのもいいかもしれませんね。
2015年 1月2日
(年賀状を片手に、昨年の大掃除で整理した写真達を眺めながら……)