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2017年 式根島

 例の如く、夜の船出です。

 この光景も、見飽きたって!?

 う~ん……確かに、いつもいつも変わり映えしない夜景なんですが、それでも毎年、少しずつ顔が違うんですよ!

 今年はレインボーブリッジだけでなく、東京アクアラインも撮影できましたし……。

 えっ、単に遅くまで起きてたから撮れただけだろうって?

 ……まあ、確かにその通りなんですけどね。

 と、いうわけで、今年も無事に到着です。

 もっとも、空模様は生憎の曇りで、今にも雨が降りそうな感じ……。

 以前、日焼けして背中がボロボロになったことを考えると、日射しが弱いのはいいのですが……昨年の悪夢再来になりはしないか、少し不安です。

 まあ、そんなこと言っていても仕方ないので、とにかく旅の足を確保!

 レンタル自転車、1日1000円です。

 まずはこいつを使って島の廃材所に向かい、捨てられていた廃材をゲットしてきました。

 実は、式根島はキャンプ場に薪や炭の販売サービスがなく、こうして自分で燃やすものを集めないと、火種にも苦労させられるのです……。

 いつもの設備が整ったキャンプ場と違い、やはりこの島はゼロからのサバイバルを楽しめます。

 

 ちなみに、この式根島ですが、とにかく猫が多いです。

 以前、キャンプ場の受け付けにいた白猫の親ですが、今年も健在でした。

 とりあえず、昨日の船の中で余らせてしまったチーズカマボコの残りを与えて手懐けます。

 「もっとないの?」という顔をしてきますが、残念ながら手持ちはこれだけ!

 他にもキャンパーや島の漁師さん達からお零れや魚をもらい、たまに狩りをしながら、強かに生きているようですね。

 こちらはレンタル自転車や兼、民宿をやっているお店にいた猫たち。

 好き勝手に食っちゃ寝しているので、なんかもう凄いことになってます。

 一番手前のやつなんか、兄弟の尻に頭突っ込んでるし……。

 こっちの様子を窺うように見て来るやつもいますが、基本的にはのんびり寝てるだけ。

 お店の人曰く、半野良みたいな生活しているんだとか。

 島の漁師さんが連れて来た猫が、そのまま増えたとかなんでしょうかね?

 天気は生憎でしたが、それでも展望台からの眺めは絶景ですね。

 青い海に、振り返れば鬱蒼とした森……本当にここは、日本ですか?

 でも、実際に回ってみると、道路は舗装されていますし、普通に民家が建ち並んでいます。

 レストランやマリンスポーツのお店もあって、なんだかんだで、やっぱりレジャー施設が揃っています。

 そして、恒例(?)の神社&史跡めぐりも。

 島に行くと、必ず神社を訪れるようにしています。

 島神様にはしっかりと挨拶しておかねばいけません。

 これをしておくと、何故か魚が面白いように釣れるんですよね。

 やっぱり、神様は見ていらっしゃるのでしょう、きっと……。

 

 他にも、釣り場の近くに与謝野晶子の記念碑があったので、こちらも撮影。

 ……まあ、書かれている字があまりに達筆過ぎて、私には読めなかったのですが。

 

『波かよう、門をもちたる 岩ありぬ 式根無人の 嶋なりしかば』  晶子

 

 と、読むそうです。

 

 なお、式根島は先程の歌にもあったように、最初は無人の島だったようです。

 開拓民が入った後も、水の確保には苦労させられたようで……そこで掘られた井戸が今も残っていると聞き、ちょっと足を伸ばしてみました。

『まいまいず井戸』という、特徴的な井戸らしいのですが……果たして、どんなものなのでしょうか?

 うぉい!

 なんか、貞子とか出て来そうな井戸だな、オイ!

 

 

 ……まあ、実際の古井戸なんて、どこもこんなものなんでしょうが……色々な意味で、歴史を感じさせる史跡でした。

 今時、こんなタイプの井戸が残っている場所なんて、都会じゃまずないですからね。

 当然、今では使われていませんが、開拓当時の面影をなお残す、貴重な場所でした。

 

 あ、そういえば、釣りはどうなったかって?

 ふっふっふ……こちらには神様の御加護がついてあらせられるのですぞ?

 

 ヒャッハァァァァッ!!

 今年も大量だぁぁぁぁっ!!

 

 

 やはり、今年も神様の御利益があったようです。

 シマアジを始め、普通に食卓に並べてもおかしくないサイズの魚達が、バンバン釣れました。

 冷蔵設備がなくて腐りかけたオキアミと、子どもの玩具に毛が生えた程度のボロ竿でも釣れますからね。

 きちんとした装備を持って行けば、もっとたくさん釣れるでしょう。

 

 え? そんなに釣っても、独りじゃ食べきれないだろうって?

 まあ、確かにその通りなんですが……今年は自分の食糧確保のためだけに、釣りをしたんじゃないんですよ!

 釣った魚達は、焚き火で焼いて美味しく調理。

 やっぱり、一人前にしては多い感じですが、これは私の分だけではないのです。

 

 実は、キャンプ場で『人生初キャンプ』に挑戦している高校生グループと出会ったのですが、彼らは火の起こし方も知らなければ、「そんな装備で大丈夫か?」と言いたくなるような備品しか持ってきていないなど、かなり危険な状態でした。

 ご飯もパックの白米しか持ってきていなかったので、こちらで火の起こし方やら何やら教えたんですよ。

 こういう時、過去にボーイスカウトやっていたり、現職で講師だったりするのが、お節介焼いてしまう原因なんでしょうね。

 

 もっとも、彼らも寝床、火種、食料と色々不足しまくっていたので、一緒に薪を集めたり、魚を調理したりするのは、渡りに船だったようです。

 釣った魚は彼らにもおすそ分け……というか、半分以上は彼らの胃袋に入りましたww

 育ち盛りの高校生が、パックのご飯だけで3日も過ごそうなんて無謀だぞ~!!

 

 最後は彼らと一緒に記念の写真を。

 高校生に混ざってあまり違和感ない自分は、正直なところ、年齢的にどうなのかと……orz

 なんか、講師というよりは大学OBみたいな感じになってますね。

 若く見える……のではなく、いつまでもガキなだけ!?

 

 これは、きっと島の空気のせいです!

 ワイルドな水と風が、そうさせるんです!!

 

 

 

 

 

 

 そういうわけで、今年はなかなか面白い出会いもありました。

 なお、高校生の皆さんは、肖像権に配慮して顔面モザイク仕様です。

 

 彼らとは、もう会うことはないかもしれません。

 でも、今回の旅で何か学んで、そこからキャンプやアウトドアに興味を持ってくれたら嬉しいぞ!

 数年後、どこかの離島でふらっと再会できたりしたら、そのときは奇跡を信じましょう。

 

 

 2017年 9月8日

(高校生達から送られて来た写真を眺めながら)

 雷紋寺音弥